仕事とジェンダー格差(7) 仕事の構造が抱える問題 学習院大学准教授 麦山亮太 - 日本経済新聞

仕事におけるジェンダー格差を解消しようとする場合、女性の不利を取り除いて、男性に「近づける」ような考え方が取られることがよくあります。しかし、そこで前提となっている仕事の構造自体に問題があるのなら、そうした考え方は必ずしも適切な方法とはいえません。長時間労働はその典型例です。長時間労働を期待するこ…